神はあるのか
日本人はよく無宗教と言われますが受験の際に合格祈願に神社にお参りして「神頼み」したり、災難が降りかかった時に「神も仏もないのか」と思ったりします。
勿論、無宗教だからといって無神論者だとは限りません。日本人の神に対する見方というのは日本人独特の曖昧さがあると思います。
「神はあるのか」この命題に関しては「パスカルの賭けの論理」というのがあります。パスカルの定理や台風の強さを示すヘクトパスカルにその名を残すあのパスカルです。
「神は存在するか、しないか。君はどちらに賭ける?」
賭け金は自分の人生である。神が存在するという方に賭けたとしよう。勝てば君は永遠の生命と無限に続く喜びを得ることになる。しかも、君の人生は意味あるものとなるだろう。
賭けに負けたとしても、失うものは何もない。
反対に神は存在しないという方に賭けたとしよう。その場合、たとえ賭けに勝っても君の儲けは現世の幸福だけである。死後は虚無とみなすわけだから、そこで得るものは何もない。逆に負けた時、損失はあまりに大きい。来世の幸福をすべて失うことになるからである。
あなたはどちらに賭けますか?それとも、そもそも賭けには参加しませんか?
いずれにしても世俗にまみれた日常の中でたまにはこういうことも考えてみるのも必要かもしれませんね。